私から生まれて、私の母乳しか飲んでいない息子。
その子の頬が膿んでいるのは、間違いなく私のせい。
私は、自分に責任を感じ生活を変えることを決意しました。
すると…。
好きな食べものは?
そう聞かれると「焼肉、ラーメン、ケーキ!」と即答で答えていました。
とてもくいしんぼうでした。大食いで早食い、手軽に食べられるものが大好きでした。
今が楽しければいいでしょ?
そんな風に考えて生きていました。だから、何も考えずに食べていたのです。
当時から「ベジタリアン」とか「マクロビオティック」という言葉は聞いたことがありました。
ただその時の印象はあまり良くはありませんでした。
「信じられない!体に良いからなの?おいしいものを食べないなんて…」
「気がしれない…。無理しない方がいいのに…。私には考えられない。」
そう考えていたのです。
でも、心のどこかで、「今のままでは体には良くないんだよな…。」とは思っていました。
ただ、今が楽しければいいでしょ?と生きていた私にとって、食を気にすることは、さほど大きな意味は持っていなかったのです。
それまで、深く考えるということもしてませんでした。
ずっと、やりたいことをやりたいように自由に生きればいい、と何でもいい加減に思っていました。
なので、苦手な日々の掃除はほとんどやりませんでした。
「忙しいからしかたない。」
それが言い訳でした。
「ファッションはよくわからない。センスもスタイルも悪いし」
そう言って、メイクもせずにダボダボのタイパンツに大きいチュニックなどを着ていました。
掃除もおしゃれも「やってもやらなくてもいいこと」と自分に言い聞かせ、見ないようにしていました。
仕事についても同じで、「お金がなくなったら大変。苦手でも嫌でも、働かなくては生きていけないんだ…。」という無気力感も感じながら、生活をしていました。
「私は長生きしたいわけじゃないし、今がなんとか楽しければいい。」
とあきらめつつ毎日を送っていました。
そんな私が結婚をし、授かった長男は、生まれてすぐから、頬が常に膿んでる状態になりました。
助産院の先生からは「薬を塗らなくても、食べ物を変えるときれいになるよ。」と食の改善を勧められました。
そして、さらにこう言われたのです。 「ではまず鶏のものと牛のものを食べるのをやめてみよう。」
びっくりしました。
私は卵も牛乳も大好きで、おかげで大きく育ってきたのだと思っていたからです。
でも、私から生まれて、私の母乳しか飲んでいない息子の頬が膿んでいるのは、間違いなく私のせいと思い、その日を限りに、鶏のものと牛のものを食べない生活になりました。
私はそれまで、雑誌やテレビで見たばかりの料理を見よう見まねで作っていました。食べることが好きだったので、料理も好きだったのですが、適当に作っていただけだったのです。
それが出産を機に価値観を見直すことになりました。
そんな生活を続けているうちに、マクロビオティックも取り入れるようになり、本を見ながら料理を作るようになっていきました。
今まで作ってきた料理ができなくて、さみしい思いもしました。
息子の頬もなかなかよくなりませんでした。
でも、私たち夫婦の体調がどんどんよくなりました。
夫の「頭痛もち」「慢性鼻炎」「手の甲のアトピー」がどんどん治りました。
私は、いつも眠い体質と汗くさい体だったのですが、それがすっかりなくなりました。
そんなある日、私は出会ったのです。
初めて食べたのは、もちキビを使った中華ソース。一口食べて、そのおいしさに、びっくり!衝撃を受けました。
私は、店主さんを呼び止めて、聞きました。
「これ!なんですか!!?どうやってつくるんですか!?」
店主さんの回答はあっけないものでした。
「お鍋でくるくる~って作るんですよ~」
そうやって教えていただいたのですが、私は「????」。
さっそく、次の日に開催されると聞いた「未来食つぶつぶ」の料理教室に、生後6ヶ月になる息子をおんぶしながら参加しました。
確かに「くるくる~」でした!
それまで食べていたベジタリアン料理とは違い、つぶつぶ料理はとっても簡単!そして、とってもおいしい!!
「すごーい!」と喜んで、習っては作り、本も買っては作り、食べて喜んで、友達にもふるまったりしながら、楽しむ日々がはじまりました。
つぶつぶを食べて楽しむ日々を送っているうちに、私はもっと未来食つぶつぶについて知りたくなり、第2子の長女を妊娠中に「未来食セミナー」を受講しました。
「食べ物」とは、「いのち」とは、どんなものなのか。
うっすら「こういうことなのではないのか」と感じていたことが、未来食セミナーに参加することで、一気につながりました。その時、うれしくてうれしくて感動したことを覚えています。
おかげで、今では世界の見え方がすっかり変わりました。
料理はもちろん、日々のものごと1つ1つこそが、大切で楽しいこともわかりました。そうやって1つずつを楽しもうと決めたら、いい加減にしていた掃除も、おしゃれも、とても楽しいことを知りました。
以前は何に対してもずぼらな私で、部屋も服装もぐちゃっとしていましたが、ひとつずつ整えることができる私に出会え、「あぁ、私にもできる」と、とてもうれしくなりました。
「未来食つぶつぶ」は、なにかを除去したり、排除したり、批判したりすることはありません。
ただただ、季節の野菜と雑穀を本物の調味料だけで、とてもシンプルに楽しんで料理し、おいしく食べること、を満喫できます。
季節の移り変わりがうれしくなり、目の前に現れる野菜と向き合って、毎日楽しんでいるうちに、気がつけば、体はどんどん元気になり、20代のころより確実に元気な40歳になりました。
子供も上は10歳から3年おきに4人授かりました。
今1歳半の4人目の次女は、自宅で夫が取り上げてくれました。
日常の中でのお産で、新しい命を迎えることができたこと、とてもうれしく最高の時間となりました。
未来食つぶつぶに携わっていくうちに、自分を信頼できるようになったので、夫のことも、子どもたちのことも、信頼できるようになりました。
子育ても毎日とても楽しいです。
今では、夫も未来食つぶつぶを学び、作ってごちそうしてくれたり、一緒に料理をしたり、と毎日一緒に楽しんでいます。また、私の変化も喜んでくれています。お互いに本当に信頼しあえていることがとてもうれしいです。
「こんなふうに生きられる日がくるとは」と、何回も思ってしまうほど幸せです。
あなたがもし、少しでも「いいな」と思ったのなら、それは、きっとあなたにもできるということです。
1つずつ楽しみ、積み重ねていく日々。
そんな毎日を喜びあえる仲間に出会えることを楽しみにしています。
ぜひ、私に会いにいらしてください。