私の実家は三重県の田舎の母屋でした。
法事などの集まりが多かったです。
実際、和菓子屋さんが小さな市なのに20軒弱あったというほど。何かにつけ、集まる時や祝い事には「おまんじゅう」が必需品でした。そんな環境なので、実家に集まってきたたくさんのおまんじゅうを消費しないといけません。食事がおまんじゅうということもしばしばです。ですから、甘いものをいくら食べても止められることはありませんでした。
その頃の体調は、便秘になりがちで、力は入らなくて弱い体質。毎年、夏は夏バテで痩せるくせに、冬はしっかりと太ってしまう。カサカサとベタベタの混在する肌なのに、ハンドクリームはいつもかかせない。低血圧のため、寝起きが悪く、いつも体がだるい。常にこういう状態だったので、これが普通と思っていました。
つぶつぶに出会うまでは・・・。
実家では、私の思い通りしていました。
父と母はフルタイムで働いていて忙しかったせいか、何でも「いいよ」と言ってくれました。やさしく、甘い両親で、とても居心地がよかったです。
そんな私が28歳で結婚。その後は転勤のため、居心地のよかった実家を離れ福岡に行くことになりました。転勤先での生活は、実家での好き放題の生活とは違っていました。別々の生活をしてきた夫と手探りの暮らしで、逃げ道を探していたのもあったのだと思います。
しばらくして妊娠・出産してからは、子育てに突っ走るようになりました。いいお母さんに憧れていたので、「しっかりしたお母さんになる」「正しい子育てをする」「間違ってはいけない」そう考えて、子育て講座にも行きました。
いい環境でなければいけない。
オーガニックのものでなければいけない。
いいおっぱいを飲ませなければいけない。
自然な育児をしなくてはいけない。
と、義務感にとらわれた子育てにどっぷりと浸かっていきました。
弱い子供を育てるため、夫のことは後回し。「大人なんだから自分でできるでしょ。」という具合でした。
子供に対しては厳しかったのに、当の私は授乳中はお腹がすいて、とにかく何か食べたいという衝動にかられていました。お菓子を常に食べていましたが、それでは足りなかったので、「ごはん」に「砂糖」をかけておやつ代わりにしていたこともありました。子供の頃の環境が、そうさせていたのでしょう。
そんなある日、つぶつぶに出会ったのです。
つぶつぶ料理を出しているお店で、料理教室もやっていました。そこでつぶつぶ料理を食べたら、「おいしいっ!」と感動しました。
私は、すぐに「未来食セミナー」という講座を受けました。そこで教わったのは、納得の内容でした。ダメなもの、こわいものがこんなに世の中にはあるんだという問題を伝えるのではなくて、「こうしたらいいよ」という解決法を教えてくれたのでした。
つぶつぶの美味しさと考え方に感動して、私は子どもを連れて料理教室に通いました。料理教室に参加している方との交流もあり、とても楽しかったです。今までとは違う考え方の世界があるんだ、という興味と新しい料理法を知り、毎日が充実していました。
でも・・・。
つぶつぶと出会って数ヶ月後。
再度転勤することになり、料理教室から離れてしまった私は、細々とつぶつぶ料理を食べていくようになりました。
私は寂しさから、自然派ママがいるサークルに行くようになりました。そこで受けた影響により、「不自然なことはやめて子育ては厳しいことがよい」という風になっていきました。子どもの世話のため、自分の事は後回し、自分の事は諦めていったのです。子どもの服は買うけれど、私の服は育児で汚れるから「まっ、いいか」となっていきました。
「子どもが顔を触るからメイクはしない」「肌に直接触るから服はオーガニックの自然のもの」「環境の事を考えたらゴミは出さない」「お金は使わない方がいい」「おしゃれにかまっている時間があったら子どもの世話をする」「子どものしつけは親がきちんとするものだ」などなど。
私の人生を楽しむことが、どんどん減っていきました。
そんな私が、再び引っ越しをすることになりました。
現在住んでいる埼玉に引っ越してきてから、「つぶつぶ早稲田店」が近くなり、料理教室やセミナーにもよく通えるようになったのです。
すると仲間がいることで情報交換ができたり、モチベーションがあがったり、参考になることが増え、再び楽しい毎日になっていきました。外見も磨かれるようになり、メイクとおしゃれができるようになりました。嫌いだった写真も今では一番前で撮ってもらいます。
いつしか、私はつぶつぶ料理コーチになり、私からつぶつぶ仲間を作ることができるようになりました。仲間がいないと続けるのがさみしい、ということを実感したので、どんどん仲間を増やしていきたいと思うようになったのです。
また、夫のことが尊敬できるようになったのも、つぶつぶのおかげでした。料理のことを習っているのに、家族のことまで学んでいけるとは思っていませんでした。夫がいるから、つぶつぶを思いっきり学ぶことができるのだとわかったことで、協力してもらえるようにもなりました。夫は私の一番の応援団となり、私が真剣に料理することで、夫と真剣に向き合うことになり、一緒に歩いていくことができるようになりました。
私は、何度も私を救ってくれたつぶつぶの楽しさをもっと広めたい。ますます輝く人生を送る人たちを増やしたい。おいしいつぶつぶ料理を食べてもらいたい。子育てにどっぷり浸かっていた私が毎日を楽しみ、おしゃれに変身したことを伝えたい。自分が主役のワクワクする人生を感じてほしい。
そんな思いをあなたに受け取って欲しいと思っています。
キラキラと楽しそうな私に、ぜひ会いに来てくださいね。
(※あくまでも個人の体験談です。)